ここ数ヶ月、Djangoを中心に勉強していますが、Webアプリケーションを作成すること自体が初めてということもあり、なかなか勘所がつかめず苦労していました。
当たり前の話ですが、Webアプリケーションを動かすためには、Djangoの知識以外にもHTML・CSS・JavaScript・Webサーバーなどの知識も必要であり、それらも全くの初心者だったので、その習得にも随分時間を取られました。
ここに来てようやく学習の成果が見え始め、最低限動くレベルの簡単なアプリであば作成できるようになって来ましたので、その成果として開発手順をまとめたいと思います。
今回のゴール
記事の全体を通じて、簡単なtoDoリストを作成してみようと思います。
Webアプリの作成を一つの記事で完結させるのは無謀なので、いくつかに区切って記載していきます。
今回は、最初のステップであるプロジェクトの作成・アプリケーションの作成までを実施してみます。
前提条件
開発環境
開発環境は下表のとおりです。本記事では、各ソフトウエアのインストール方法は記載しません。公式サイトなどを参照してインストールしてください。
ソフトウエア | バージョン |
---|---|
OS | macOS Mojave 10.14.6 |
Python | 3.6.4 |
Django | 2.2.4 |
MySQL | 8.0.17 |
参考にしたサイト・書籍
学習にあたっては公式のチュートリアルやDjango Girlsを利用するのが定番だと思いますが、私も大いに活用させていただきました。
これから学習される方も、これらのチュートリアルを一通り実施することをお勧めします。一回やって解らなくても、学習を進めていく中で少しずつ理解できるようになると思います。(私もまだすべて理解できていないです・・)
情報は殆どWebサイトから得ましたが、本もいくつか買いましたので紹介しておきます。
タイトル | 著者 | 備考 |
---|---|---|
現場で使えるDjangoの教科書 | 横瀬 明仁 | 初心者にはちょっと難しかったです。一旦流し読みして、開発中に困ったことが出てきたタイミングで読んでいます。 |
Pythonプロフェッショナルプログラミング(第3版) | 株式会社ビープラウド | Djangoが目的で買った書籍ではないです。Chapter14にDjangoの記事があります。 |
注意事項
今回作成するアプリケーションはDjangoの学習を目的として、ローカル環境で動作させることを前提としています。そのため一般的なWebアプリケーションに必要となるセキュリティ面の配慮は一切していません。
もし本記事で作成したWebアプリケーションをインターネットに公開する場合は、別途セキュリティ対策を実施して下さい。
アプリケーションの作成
Djangoでアプリケーションを作成するためには、まずプロジェクトを作成します。
今回作成するプロジェクトとアプリケーション名は、以下にしました。。
項目 | 値 |
---|---|
プロジェクト名 | keimlab |
アプリケーション名 | todolist |
プロジェクトの作成
作成したいディレクトリに移動し以下のコマンドを入力し、プロジェクトを作成します。
lsコマンドで作成したプロジェクトフォルダができていることを確認してください。
[>] [>]django-admin startproject keimlab [>]ls keimlab [>]
アプリケーションの作成
プロジェクトフォルダに移動します。プロジェクト名と同名(keimlab)のフォルダとmanage.pyというファイルがあることが確認できます。
[>] [>]cd keimlab [>]ls keimlab manage.py [>]
次のコマンドを入力し、アプリケーションを作成します。
lsコマンドでアプリケーションフォルダができていることを確認して下しさい。
[>] [>]python manage.py startapp todolist [>]ls keimlab manage.py todolist [>]
これで、プロジェクトとアプリケーション(の器)が作成できました。
次のステップ
今回は前置きが長くなりすぎたので、ここまでにします。殆ど本題に入れませんでした・・・。
次回はMySQLへの接続や時刻の設定などアプリケーションを開発する前に実施しておくべき設定を中心に記載していきます。
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